Casa VINITALIA
4 Febbraio, 2010

  
いよいよ「立春」。
 
 
節分&立春。
人によっては、正月よりも重んじる日。
 
そういう私も、仕事的には1年の始まりは、立春であります。
レストラン業ワイン業は年末が超繁忙期であり、
とても落ち着いて翌年のことを考える余裕などなく、
気づけば外では除夜の鐘が・・・。
そんなこともしばしばでありまして。
 
「ああ年が明けちゃった、何にもしてないよ、どうしよう…。」
バタバタの気持ちのまま、気づけばまた年末。
そんな仕事に追いかけ回される日々を何年か過ごしたある時、
節分の意味を知り、なんか気が楽になったことを思い出します。
 
それからというもの。
年が明けて、まずは新年のやるべきことを厳かに行い。
そのうえで一段落したころ、気持ちを落ち着け、
新しい年の風を感じとりながら、その年の作戦を練る。
 
2010、立春から本格始動です!
 
 
 
さて本題です。
立春のワイン。。
 
春=ピンク。
門出=泡。
 
ロゼスプマンテ以外ないでしょう!
とっておき紹介します。
 
「 Costaripa Brut Rose, Costaripa 」
 
 
Bellavista醸造責任者Mattia Vezzola氏のもう一つの顔。
このストーリーはちょっと興味深いです。
 
Franciacorta = Mr. Mattia Vezzola
と言われるほどのフランチャコルタの権威であり、
Gambero Rosso 2008ベスト醸造家に選ばれたほどの彼は
数々の名フランチャコルタを世に送り出すBellavistaの醸造責任者であります。
 
そんな名醸造家のヴェッツォラ氏は、実は
1936年から3代続くワイナリーの社長でもあります。
そのワイナリーは、フランチャコルタの隣町で、
従来は白赤ロゼのスティルワインだけを造っていました。
 
スプマンテがよっぽど好きだったのか、
彼の才能を周りが放っておかなかったのか、
社長なのによその会社でスプマンテを造っていた。
しかもイタリアNo1にまでなってしまった。
ということのようです。
 
そして2005年に、彼の念願は叶いました。
彼のワイナリーCostaripaからスプマンテが正式発売されたのです。
 
Bellavistaの名フランチャコルタの数々を造り出すイタリアNo1醸造家が、
念願かなって自分の会社で思い通りに造り始めたスプマンテ。
というわけです。
 
 
肝心な品質はどうかというと。
 
私見ではありますが、
Bellavistaより若干土地のハンディがありますが、
その分、少量生産で質重視の姿勢、
派手な広告費も乗らない分、CPはきわめてよい。
 
味わいは、ベリーを感じるピンク系のロゼというよりは、
バラや柑橘を感じるオレンジ系の上品なロゼです。
イタリアで、上質のロゼ色を表現する言葉
「Buccia di Cipolla = 玉ネギの皮のようなオレンジ色」、
それがよく表れた優しい味わいのロゼスプマンテです。
 
 
幸運にも昨年5月に直接彼から小林が話を聞く機会に恵まれました。
 
質問はシンプルに、
「フランスChampagneとイタリアFranciacortaの違いは?」
 
彼曰く、
「Champagne と Franciacorta の大きな違いは、ブドウの熟度にあります。
Champagneは完熟する前に収穫、Franciacortaは完熟してから収穫する。
そのため、Franciacorta には味わいの柔らかさがあります。
逆にChampagne には、酸とフレッシュ感が多くあります。
果物同様、完熟しているために消化にとても良く、
体にやさしいのが Franciacorta です。」
 
と、極めて明快な返答をいただきました。
そして忘れず自社ワインのアピールも、
 
 「Franciacorta のようにたくさんの規定に縛られたワインと違って、
美味しいと感じること、ブドウに良いことを全て自由に造ったワイン、
それが Costaripa のスプマンテだ」と。
 
 
雪が溶け、節分を祝い、立春を迎える。
やっぱり2010年はいい年です。
 
 
                            カーザヴィニタリア
                                田沢浩
 
 
 
 
Costaripa Brut Rose, Costaripa

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赤  ■ロゼ 泡 


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